CULTURE 02成長への階段

チャレンジを後押しする風土

2019年秋、アサヒグループ食品の営業支店で初の女性支店長が誕生。近年、女性社員が急速に増え、活躍も目立つ中でのトップランナーの1人。部下となる若手女性社員と、先達ならではの苦労や決心、そして今の支店の雰囲気、支店長から学んだこと、助けられたことなどを語り合ってもらいました。

中島 舞子

ベビー&ヘルスケア事業本部
ベビー&ヘルスケア営業部 中部支店
2017年入社

アサヒグループ食品としての新卒入社1期生。2017年9月の本配属から中部支店で活動している。大学で健康やスポーツについて学び、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い人たちの食や健康に関わる商品を扱っていることからアサヒグループ食品に興味を持ち、入社した。

田中 孝枝

ベビー&ヘルスケア事業本部
ベビー&ヘルスケア営業部 中部支店 支店長
1991年入社

旧和光堂に入社し、名古屋支店の庶務課に配属。2004年に営業課に課長として転属となり、2009年には東京支店に異動。2012年に次長として名古屋へ戻り、2017年に完全統合を迎える。2018年に近畿圏支店に異動し、2019年9月から女性支店長第1号として現職に。

TALK1自分の経験から生まれた
「チャレンジ大歓迎」

田中
今年から静岡エリアも担当してもらっているけど、順調に進んでる?
中島
名古屋とは地域性の違いもあるので、まだ試行錯誤しながらといった段階ですが、いつも通り伸び伸びやらせてもらっています。
田中
皆には自分で考えながら活動してほしいし、「チャレンジ大歓迎、失敗大歓迎」が私のポリシーだから。失敗大歓迎は少し言い過ぎだけど、普段から報連相がきちんとできていれば、それほど大きな失敗にはならないし、本人の力だけで無理なら私が力を貸せば良いわけだし。
中島
中部支店はほんと、報連相というか、皆でよく話しますよね。他社の営業の方に話を聞くと、夕方の商談が終わると直帰することも多いようですが、私は絶対に支店に帰ります。帰って田中さんやチームの皆と話したい。
田中
そうなのよね。みんな帰ってきて、すぐ報告してくれるから助かる。その日の活動内容を直接話してくれるから、日報を読む必要もないくらい。でも本当は、期待された成果が上げられず、支社に戻って報告するのが嫌になることもあるんでしょ。
中島

「最初に誰に話して相談すればいいのか」と思い悩んで足どりが重くなることはありますが、「帰りたくない」と思うことはないです。先輩の1人に話していると、いつの間にか皆聞いていて、田中さんにも伝わっている。そんな環境が私には心地良くて、だから支店に帰りたくなるのでしょうね。ところで、「チャレンジ大歓迎、失敗大歓迎」という考えは、ご自身の経験から生まれたものなのですか?

田中
私の場合は少し特殊で、当時の和光堂の名古屋支店で10年以上庶務の仕事をしていたのが、突然営業になったでしょ。今のブラザー制度のような育成制度も整っていないし、いきなり担当を与えられて、試行錯誤しながら仕事を覚えていくしかなかった。たくさん失敗もしたけど、その都度上司や先輩が助けてくれて、それが自分の成長につながったと感じているから、皆にも自分で考えながら自由に活動してほしいと思っているのよね。

TALK2「何がわからないかわからない」
という最初の壁

中島

入社後に配属先が中部支店に決まって、リーダーが女性だと知ったとき、心強さを感じたのを覚えています。同性のほうが、何かと相談しやすいだろうと思いました。そして9月に本配属となり、最初の半年はヘルスケアの営業を担当。次にベビーの営業を経験することになって、田中さんから本格的に教えてもらえると期待した矢先に、近畿圏支店に異動。あれは本当にショックでした。
(注/当時の中部支店はヘルスケアとベビーでチームが分かれており、田中はベビーのチームのリーダーだった)

田中
そうだったの、ごめんね。でも、1年でこうして戻ってきたし。
中島
それでも入社1年目、ヘルスケアのお取引先への大きなプレゼンが近づいて悩んでいたとき、田中さんからもらったアドバイスは本当に助けになりました。「パソコンの前で悩んでいないで、お店を見てきたら」と言ってくださったんですよね。アドバイスに従ってお店を回ったら、お取引先が潜在的に抱えている課題が見えてきて、相手に響く提案ができました。
田中
入社1年目は、どうしても頭で考えがちになるのだけれど、中島さんはその傾向が強いようだったから気になっていて。真面目で頑張り屋さんなのは良いんだけどね。机に座ってずっと考え込んでいたから、ここはぜひ一言、と思って。
中島
もう1つ、「もっと先輩たちを頼りなさい」というアドバイスも大きな助けになりました。仕事を始めたばかりの頃は、「何がわからないかもわからない」から、先輩に相談しようもないんです。そうしたら田中さんが「何でも良いから話せば」と。実践したら、徐々にわからないことが見えてきて、それが前に進む大きなきっかけになりました。
田中
今はブラザー制度など若手を育成する仕組みがあるし、先輩もフランクな人たちばかりだけど、結局は本人が一歩踏み出さなければ始まらない。私はそのために、ちょっと背中を押してあげただけよ。

TALK3先輩として可能性の広さを示す

中島
アサヒグループ食品の営業部門で初めての女性支店長ですし、支店長を引き受けるのはやはり大きな決断だったのですか。
田中

以前から目指してきたわけではないし、打診されたときに「自分にこんな責任の重い役割が務まるのだろうか」と悩んだのは確か。女性初となると、なおさらプレッシャーも大きいだろうし。それでも決断できたのは、後輩の女性たちのため、という気持ちかな。女性社員がどんどん増えていて、多くの人たちが営業の現場で活躍している。今は充実しているけど、将来を考えると不安になることがあるかもしれない。私が支店長になることで、そんな女性たちに「自分も頑張れば支店長にもなれる」と、希望を持ってもらえればと考えたの。

中島
田中さんが支店長になって戻ってくると聞いて、私はもちろんですが、男性のメンバーたちも拍手喝采でした。
田中
実際に支店長になってみて、純粋に1つの支店を任されているというプレッシャーは感じているけどね。
中島

田中さんは皆を引っ張る力がもの凄く強い方だと感じています。その引っ張り方も、一緒に走りながらうまく誘導してくれる形で。あと、驚いたのが「顔の広さ」。お取引先への訪問に同行していただくと、先方の社員皆と顔見知りのような感じで、「お帰りなさい」なんて言われていますよね。

田中
中部支店での営業の経験が長いから。ただ、ベビーとヘルスケアの両方を扱うようになったのは最近なので、両方の分野に柔軟に対応するという面では、中島さんたちのような、統合後に入社した若い人たちの能力に感心します。
中島
確かにベビーとヘルスケアでは、お客さまもお得意先のバイヤーさんも異なりますからね。両方の商品知識をつけて、柔軟に切り替えて対応しなければなりません。ただ私は、ベビーにもヘルスケアにも興味があって入社したので、両方手掛けることができるのは仕事の楽しさにつながっています。

TALK4これから先に何を目指すか

田中
それでは最後に対談の締めらしく、お互いに今後の目標を話しましょうか。
中島
私の当面の目標は、新しく担当に加わった静岡のお取引先にしっかり入り込むことです。これまで通り、名古屋のお客さまとの信頼関係も深めつつ、静岡でも自分ならではの成果を出したいと思っています。
田中
そうね、支店長としても期待しています。
中島

将来的には商品開発など他の業務も経験したいと思っているのですが、営業で身につけたことはどの部署でも活きると考えて、私は最初の配属先に営業を希望しました。今のうちに商品のこと、売り先であるお得意先のこと、買っていただくお客さまのことを、より深く知っておきたいと考えています。

田中
他の仕事も経験したいという話は以前聞いたことがあるけど、最初に営業を希望したのは間違ってないと思う。営業の現場では色々なことが学べるので、積極的にチャレンジして自分の幅をどんどん広げてほしい。
中島
それと最近、新しい発見もあって。以前は、せっかくメーカーに入ったのだから商品開発を、と考えていたのですが、営業を続ける中で販促など営業現場をサポートする仕事にも興味が湧いてきました。自分の仕事が、多くの営業担当者の助けになるというのも、やり甲斐が大きそうですよね。
田中
実際に仕事を始めてから見えるものも多いのよ。私が最初に配属された庶務も、支店のメンバー皆の活動をサポートする仕事で、地味かもしれないけど確かなやり甲斐があった。このまま庶務のプロフェッショナルになろうと考えていたくらい。それが営業に移って、苦労しながらもやり通せたのは、自社の商品が好きだったから。粉ミルクやベビーフードなどに愛着があったし、良い商品だからもっと多くの方に使っていただきたいと思ったのが原動力。その気持ちは今も変わらず、ベビー向け商品の「和光堂」や、サプリメントの「デュアナチュラ」といったブランドを大切に育てながらファンを増やしたい。その結果として売上などの成績がついてくるのが理想かな。

※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。

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