INTERVIEW

ラインの設計から管理まで。全体を把握し、安心・安全な商品を生産するやりがいに溢れる仕事。

生産管理

佐伯 謙太

生産物流本部
2006年入社
情報生産システム専攻修了

PROFILE

2006年にアサヒビールに入社。場内の効率化に伴う設備投資業務や設備改善、省エネ推進者として工場のコストダウンに従事する。
その後、2010年にアサヒグループ食品(当時アサヒフードアンドヘルスケア)生産物流本部へ異動。菓子や健康食品の生産管理に関する業務に携わっている。

大学の専攻とは異なる分野である食品会社へ入社を決めたのですね。

そうですね。大学院では、電気絶縁材料の研究を行っていたのですが、一生付き合っていく仕事を決めるのなら、専攻していた電気系だけではく、自分が好きな商品、興味のあるモノも対象にしたいと思ったのです。そんな思いを軸に、鉄道系や食品系の企業も見ていく中、食品系会社の「トータルエンジニアリング」という言葉に衝撃を受けたことを覚えています。電機メーカーのように、モーターや外装など製品の一部を任されるのではなく、原料の入荷から製品の出荷まで、一連の工程の知識が必要とされ、全体を把握できる仕事に魅力を感じたのです。また、アサヒはシェアトップクラスの企業であり、その技術を自分で確かめたいと思ったのも理由の一つです。元々ビールが好きだった、ということもありますが(笑)。

プロジェクトを通じて生まれた出会いが自分をさらに成長させてくれる。

入社後、成長のきっかけとなった仕事はありましたか?

焼き菓子の新商品をゼロから立ち上げたことです。私は技術職なので、研究所で作られたレシピを量産化することを課題として与えられました。プロジェクトがスタートした時点では、製造設備、製造場所もわかっておらず、唯一わかっていたのは、その製品は海外で販売されている、ということだけ。調査を行い、製造設備を海外メーカーから購入し、初めてお付き合いする協力会社に設備を導入して製造ラインを設計・構築しました。海外とのやり取りするのも初めてなら、全てわからないことだらけでしたが、上司や先輩、機械メーカー、協力会社を巻き込んで、一つひとつ課題をクリア。なんとか発売に間に合わせることができました。

なるほど。人との出会いも大きかったのですね。

はい。プロジェクト進行中は、必ず関係者全員に声をかけ、商品に対する思いや構築までの課題を共有。社内外問わずコミュニケーションがとれ、一丸になって取り組むことで完遂できたことに感謝しています。中でも、初めてお付き合いした協力会社の社長さんに「社員の成長に大きく貢献してくれてありがとう」と言っていただけたのは嬉しかったですね。その工場では、B to C商品の生産は初めてだったため、新ラインの立ち上げは苦労の連続でした。しかし、社員の方々は、商品が店頭に並んでいるのを見て「自分たちがつくっている」という自信と自負を感じ、さらにお客様が手に取ってくださる姿を見て「間違ったモノはつくれない」という責任感が芽生えた、というのです。それは、商品の品質向上という意味でもプラスになることですが、それ以上に喜びを感じる話でした。

現在はどのような仕事に向き合っているのですか?

菓子・健康食品の生産管理に関する業務に携わっています。一言で「生産管理」と言っても、業務は多岐にわたります。私たちの使命は、SQCD(Safety、Quality、Cost、Delivery)がひとつでも欠けることなくモノづくりできるよう、設備や体制を整え、製品を供給すること。どんな環境の工場でもこの使命を貫くのは難しく、それぞれの工場を訪問し、課題を見つけ、その原因を追及し、対策を講じ、確認する。このサイクルを繰り返すことで、工場の生産管理レベルを向上させ、コストダウンを実現しています。それは同時に、自分のスキルアップにつながる仕事だと感じています。

生産管理はすべて自社工場で行うのですか?

ビールの生産が自社工場であるのに対して、食品は委託工場で生産することもあります。そこでは、きちんとデータを取り、一緒に取り組むなどして、目に見えるカタチで提案を行うことが重要となります。気持ちよく生産に取り組まなければ良い商品はできない、というのが私の持論。このことを大切に、お互いにきちんと利益を確保できるwin-winの関係を構築することを目指しています。

「なぜ」を繰り返すことで本質を見極め、課題を解決していきます。

どんなときにやりがいを感じますか?

最もやりがいを感じるのは、新商品を立ち上げる時です。世の中にない商品を製造するわけですから、既存の製造体制と全く同じということはありません。商品ごとの特性を知った上で、新しい知見を習得し、これまでの経験と結び付けた上で、オリジナルの製造体制を構築していきます。自分が設計した製造体制で、商品が問題なく流れていく様子を確認できると、達成感がこみ上げてきます。生産管理の現場では、同じ「なぜ」を5回繰り返すと本質が見えてくる、といわれています。なぜその設定値なのか、原理原則を追求してラインを管理して行くと、物事の本質を見極めることができる。課題を見つけて解決する術が自然と身に付き、それはどんなことでも通用することだと思います。その探究心こそが私にとってのモチベーションであり、仕事の面白さだと感じています。

アサヒグループ食品の職場はどのような雰囲気なのでしょうか?

メンバー同士の報告、連絡、相談は積極的に行われており、生産部内は「一枚岩」のような雰囲気です。生産部の対応は、提示する情報の正確さと解決までのスピードが要求されるので、日頃から情報交換を重視しています。ただし、会社全体を見た場合の横のつながりは、強化しなければいけない点があると思います。当社は事業が複数あるため、共通する業務が少なく、担当者間の連携がもっと密になれば好転することも考えます。当事者間が難しいのであれば、間接部門を強化し、つなぎ役となって新しい価値を発見すれば、もっと社内が一丸になれると思っています。

1日のスケジュール

7:00

起床

軽く朝食をとって出社準備。

8:00

通勤

通勤時間はおよそ30分。その日1日の流れを考えながら出社。

8:30

出社

まずはメールのチェック。

9:00

始業

商談、会議資料の最終確認。

11:00

商談

機械メーカーに設備仕様、要望の提示。新設備、新技術導入に向けて、情報収集。

12:00

昼食

事務所の食堂で部内メンバーでとることが多い。部内業務の情報交換をする。

13:00

会議

コストダウンや、新商品の量産化等、議題は日によって様々。

15:00

商談

製造委託先様と製造価格交渉や、品質向上、新商品の委託の依頼等。

16:00

デスクワーク

今日の商談のまとめ。翌日の商談、会議資料の準備。

18:00

退社

部内メンバーと事務所近くの居酒屋へ行くことがしばしば。

20:00

帰宅

酔いを覚ましながら、徒歩で帰宅することも。

0:00

就寝

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