FOR SCIENCE
Interview
小さな1粒に49種もの
成分を配合する。
技術知識を結集した
挑戦に飽きることはない。
研究開発本部
商品開発二部
衛藤 良貴
2002年入社
先端物質科学研究所
分子生命機能科学専攻修了
大学院で取り組んでいた生物エネルギーに関する研究を通して、酵母素材やその他の機能性素材を活用して人々の健康の手助けができる仕事に就きたい、と考えていたところで出会ったのがアサヒグループでした。当時はビール酵母素材を利用した商品を中心に健康食品事業の拡大に力を注いでおり、将来的な発展性を含めて魅力を感じて入社を希望しました。
アサヒのサプリ「ディアナチュラ」シリーズの開発に、2007年の新発売時から携わっています。シリーズのフラッグシップ(代表商品)となるビタミンやミネラルに必須アミノ酸を配合した商品を中心に担当し、立ち上げ時には10品以上、2011年のパウチタイプの追加では10品ほどを同時に開発しました。当社の商品開発は処方設計からラボでの試作、本生産の立ち上げまでを一貫して担うスタイルで、現在は商品のリニューアルや追加発売の開発に対応しています。
「1粒の中に必須アミノ酸を含む29種の成分を配合したい。」当時は、マーケティング部門からの要望に何とか応えて発売にこぎつけました。しかし、数年後には39種、今では49種もの成分を配合するようになっています。商品としての魅力や機能を損なわないために1粒を大きくすることはできず、逆に小粒化が求められます。確かに無理難題なのですが、それを実現することが技術者としてのやりがいになっているのも確かです。綿密な市場調査を元にした要望なので、お客様が求めていると思えば自然と気合いが入ります。
お客様に驚きを与え、感動される新商品の開発は、独自の「技術」なくしてあり得ません。私はそれを「ディアナチュラ」の立ち上げで実感しました。アミノ酸などの機能性成分を多数配合するには、処方や配合方法、製造方法に至るまで、きめ細かく検討を重ね、確実な答えを見出す必要があります。さらに、ラボスケールで問題がないことが確認できても、スケールアップした工場での量産化の段階で新たな問題が発生することも珍しくありません。それらを解決し魅力的な商品を生み出せるのは、理系出身社員に他なりません。
これまではほぼ、商品開発の最前線に立ち、技術的な難問を自分の力で乗り越えることにやりがいを感じてきました。後輩も増えてきた現在は、メンバーの育成の重要性も感じています。そして、チームとして培った技術力を発揮した商品開発を行い、同業他社から一目置かれるチームをつくることが、今後の目標の1つです。
Message
1つの会社の中に食品に関連した様々なカテゴリーを持つアサヒグループ食品は、特定分野の専門性を高めることも、幅広い分野を経験することも、どちらも可能なユニークな会社です。部門を越えた異動も希望できる体制になっており、特定のカテゴリーにこだわらず選んでもらえば、自身に最適な技術者としての道が見つかるはずです。
※記事内容および社員の所属は取材当時のものです。
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