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会社情報 ニュースリリース

乳酸菌飲料「カルピス」由来の研究成果

2009年4月

Lactobacillus helveticus 発酵乳は肌に“うるおい”を与える食品として有用
Lactobacillus helveticus発酵乳配合飲料の摂取により
皮膚角層の水分量が高まることを確認
日本皮膚科学会(4月25日)にて発表/
日本美容皮膚科学会誌にて論文掲載予定

 カルピス株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:石渡總平)健康・機能性食品開発研究所は、当社独自の乳酸菌Lactobacillius helveticus CM4株を用いて調製した発酵乳配合飲料の摂取が、ヒト皮膚の角層水分量を増加させることを確認しました。
 なお、この研究結果は、2009年4月25日の日本皮膚科学会で発表しました。また、論文が日本美容皮膚科学会誌6月号に掲載される予定です。

研究の背景

 古くから世界各地で健康的な食品として扱われてきた発酵乳は、整腸作用をはじめとする様々な生理機能を持つことが知られております。当社でも、1970年代より独自の発酵乳である「カルピス酸乳」の生理機能研究を続けており、これまでに血圧降下作用などを実証してきました。
 一方、発酵乳の皮膚への有用性に関する報告はまだ少なく、不明な点も多かったため、今回、ヒト飲用試験を実施し、カルピス酸乳から単離された乳酸菌Lactobacillius helveticus CM4株を用いて調製した発酵乳(以下、LH発酵乳)を配合した飲料の摂取が、皮膚に及ぼす影響を検証しました。 なお、肌の見た目の美しさや、みずみずしさを最も左右するのは、“うるおい=水分量”であるため、本研究では、皮膚角層*1の水分量についての評価を行いました。

試験方法

 今回実施したヒト飲用試験は、皮膚の状態が季節的に変化することを考慮し、10月〜12月および2月〜4月の2つの時期に行ないました。

主な試験内容
主な試験内容

試験結果

  • ① 10月〜12月試験
     水だけを摂取させた群では、頬の角層水分量に変化は認められませんでしたが、LH発酵乳90g配合飲料を摂取させた群では、摂取前後で有意に頬の角層水分量が増加しました(図1)。
  • ② 2月〜4月試験
     水だけを摂取させた群に比較して、LH発酵乳90g配合飲料を摂取させた群で、腕の角層水分量が有意に増加しました(図2)。
     さらに、アンケート調査では、水だけを摂取させた群に比較して、LH発酵乳配合飲料を摂取させた群で、「目元・口元のかさつき」、「顔全体のかさつき」、「洗顔後のつっぱり感」、「体全体のかさつき」といった肌の乾燥状態に関する項目での改善が認められました。
図1:頬の角層水分量の推移、図2:腕の角層水分量の推移

 これらの結果から、LH発酵乳を継続摂取することにより、皮膚角層の水分量が高まる可能性があることがわかりました。肌に“うるおい”を与える食品として、LH発酵乳は有用であると考えられます。
   当社は、今後もLH発酵乳の機能性研究を進めてまいります。

用語の説明

  • *1 角層
     皮膚の最も外側に位置する層で、角質層とも呼ばれる。 皮膚は内側から、皮下脂肪、真皮、表皮、そして角層から構成される。最外層の角層は、薄さ約0.02mmではあるが、同じ薄さのプラスチック膜並みに水を通しにくく、角層内に水を保持する機能があり、肌に“うるおい”を保つ重要な 役割を果たす。
  • *2 角層水分量
     肌の“うるおい”の指標。皮膚表面に測定器(CORNEOMETER CM825, Courage+Khazaka社製)を接触させ、皮膚表面の静電容量を測定することで、角層内の水分量を推定。皮膚科学の研究分野で皮膚特性を知るために広く用いられる手法。測定値に単位はない。

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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