サプリメントの背景
注目されてきた「サプリメント」の背景を解説します。
アメリカでは健康づくりの必需品となっているサプリメント
アメリカには公的な健康保健制度がなく、国民は民間の保健に個人で加入します。その費用と医療費は非常に高額なため、保健未加入者も多く存在します。 そして未加入者が病気にかかって病院に行った場合、日本の約10倍以上の治療費を支払わなくてはなりません。そのため、アメリカでは治療よりもまず予防的観点から健康を考える「セルフメディケーション」の考え方が主流で、多くの人が日常的にサプリメントを利用しています。
日本でもサプリメントの重要性が高まっています
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日本においても、急速に進む高齢社会と高度な医療技術がもたらす高額な医療費の影響より、個人個人が高い医療費を支払っています。一方、現代人の食生活習慣はますます欧米化し、エネルギーや動物性脂肪は過多であるのに、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素は不足という栄養状態の人が多く、その影響で生活習慣病が急増しています。そのため「セルフメディケーション」の考え方は重要となってきます。
セルフメディケーションとは
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セルフメディケーションとは、一言でいえば「自分の健康は自分で守る」ということです。当たり前のように聞こえますが、これは"病気を自分で治す"ことではなく、"病気にならないように健康を維持する"という意味です。この意識が高まれば、自然と疾病の減少や医療費の抑制につながりますが、実際にはまだまだ「病気になって初めて健康について考える」といった方も多いのではないでしょうか。健康に関する情報はTV・雑誌などで多く取り上げられていますが、自分の健康を維持するために必要な栄養素・生活習慣とは何かを考えることが、セルフメディケーションのための第一歩と言えるでしょう。