インタビュー

人生を変えた記憶

小宮 悦子 フリーキャスター

#01 いい記憶とは、生きる力をくれるもの

小宮 悦子 フリーキャスター

30年間、ほぼ毎日、生放送に出演。

かつて毎晩ニュースを読んでいた頃。オンエアのための準備は、覚えることだらけでした。毎日が終わりのない受験勉強のようで、オンエア以外すべてを準備に充てても足らず、いつも見切り発車で出番を迎えていた気がします。一方で、忘れることも大切でした。その日の失敗を引きずりすぎると、心と体がもたないと感じたからです。

番組は、当初低調でした。でも放送開始から3ヶ月後、スペースシャトル・チャレンジャー事故の報道を機に視聴率が上昇し、あれよあれよと国民的な番組にまで成長。爆発的に高まる注目度と責任感、そして戸惑い。その中で私達らしいニュース報道のあり方を、インプットとアウトプットを繰り返しながら走り続けた13年間でした。その後夕方のメインキャスター時代なども含めると、約30年間生放送に出演。ニュースを伝えることの面白さ、難しさに全力で挑んだ30年でした。

大学時代の知識を糧に、報道に関わる意味を問う。

皆さんは私のことを「ニュースの人」だと思われていると思いますが、入社当初は体を張ったお仕事がメインでした。冬の海に潜ったり、蛇を首に巻いたり、ジェットコースターに何度も乗ったり。リアクション芸の小宮でした(笑)。

実はもともと女子アナ志望ではなく、大学時代は社会学を中心に、文化人類学、民俗学、心理学や政治思想史なども勉強していました。苦学生で高卒での就職も考えましたが、「自分とは何か」を考える時間がほしいと、奨学金で入学。教養、今で言うリベラルアーツを学びました。入社当初はまったく役に立ちませんでしたが、報道に携わり、様々なニュースに触れる中で、地下水脈のように広がっていた知識がとても役に立ちました。皆さんが今でも覚えておられるような歴史的な瞬間を伝えた言葉の背景には、学生時代の知識が大きく関わっており、私が報道の意味を考える基礎になったと思います。

ニュースキャスターは、瞬間勝負。失敗は許されない。

瞬間に生きて、毎日を生まれ変わるような気持ちで過ごしてきたキャスター時代がひと段落して、ようやく今、過去を振り返ることができるようになってきました。ただ、落ち着いたかと言うとそうでもなく、好奇心は旺盛なまま。いつも何かを知らずにはいられないし、何かを感じたら動かずにいられないのは、持って生まれた特性なんでしょうね。

とはいえ、昔よりメモを書くことが増え、物忘れが多くなってきたな、と感じる時はあります。長く生放送をこなしてきた人間にとって、その一瞬に適切な言葉が出るかどうかは生命線。後で思い出しても意味がないんです。だから私は、普段からイチョウ葉エキスをよく飲みます。頼れる相棒ですね。

記憶とは、生きる力。記憶があるから、前に進める。

記憶ってありのままの出来事ではなくて、自分の心が編集してると思うんです。うれしいことは誇張しているかもしれないし、嫌なことはカットしているかもしれない。意識的であれ、無意識的であれ、その編集の仕方が個性で、その積み重ねが自分という人間をつくっている。 「記憶をなくす」ということは、人生の拠り所をなくすことであり、生きる力を失うということ。だから「記憶を維持する」って、とても大切なことだと思います。
私たちは、まだまだ元気なシニア世代。これまでのいい記憶とともに、これからの夢や希望もたくさん持てる世代です。不安も多いけれど、だからこそ、それを乗り越えようとする気持ちが前に進む力をくれる。イチョウ葉エキスは、これからを生きる私たちの助けになる、意味のあるサプリだと思います。

商品紹介

全国の薬局、ドラッグストアで
お買い求めいただけます。