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サステナビリティ活動

ベトナムにおける母子保健改善に向けた取り組み

2023.05.29

ベトナムにおける母子保健改善に向けた取り組み

当社の海外事業では、「ベトナムにおける母子保健改善プロジェクト」を立上げ、活動しています。このプロジェクトでは、「日本のガイドラインを参考にしたベトナム版『妊婦・乳幼児の食事・栄養に関するガイドライン』の作成・普及」を目指し、ベトナム・日本の産官学が連携して取り組んでいます。

日本では「授乳・離乳の支援ガイド」という国のガイドラインがあります。これは、妊産婦や子どもと関わる保健医療従事者が、支援をする上での基本的な事項を共有し、一貫した支援を進めていくために作成されたもので、全国の自治体や医療機関等で活用されています。

ベトナムでは乳幼児を対象としたガイドラインはあるものの、発達段階に応じた食事・栄養のサポート体制には発展の余地があります。また近年は、都市部での栄養過多など、母子の栄養に関する課題も多く見られることもあり、ベトナムの小児科学会や栄養学会などの専門家のご理解、ご協力のもと、取り組みを進めることができています。

ガイドラインを作成できたら終わりではなく、その内容を支援者やママ・パパたちに理解してもらうことも重要です。例えば、食事の面では、発達段階に応じた離乳食作りについて理解を深めてもらうために、日本のベビーフードを実際に手に取って参考にしてもらうことで、普及に繋げていきたいと考えています。

2023年4月にベトナムの専門家の皆さんが来日し、ガイドラインを活用した支援状況の視察や
日本の制度やベビーフードについての勉強会を実施し、理解を深めていただきました

さらに、このプロジェクトは2023年2月に独立行政法人 国際協力機構(JICA)の「中小企業・SDGsビジネス支援事業」の「ビジネス化実証事業」に採択され、多くの関係者のご協力、ご支援のもと活動しています。本プロジェクトの推進にあたっては取り組むべきことが多くありますが、ベトナムの妊婦・乳幼児の健康を願い、これからも尽力してまいります。

当社担当者

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