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2023.10.23
当社の海外事業では、「ベトナムにおける母子保健改善プロジェクト」を立ち上げ、活動しています。
本プロジェクトの一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)の中小企業・SDGsビジネス支援事業で採択され、現在事業実施中である「ベトナム国The First 1,000 daysの母子保健改善ビジネス化実証事業」を通して、9月30日に「The First 1,000 days※の母子保健に関する日越合同シンポジウム」(日越外交関係樹立50周年認定事業)をベトナムで開催しました。
※ WHOでは、妊娠してから出産までの約270日と、子どもが生まれてから、2歳になるまでの730日を合わせた1,000日間の栄養摂取は将来の健康に大きく影響するため重要な期間としています。
ベトナム側は、ベトナム保健省、ベトナム小児科学会、ベトナム栄養学会、ベトナム国立栄養研究所などから小児・産婦人科の専門家、日本側は、在ベトナム日本国大使館、独立行政法人国際協力機構(JICA)、アサヒグループ食品などの関係者、合計で約110名が参加しました。
シンポジウムでは、ベトナムの妊産婦の健康改善、乳幼児の健全な成長への貢献を目指し、ベトナムにおける最初の1,000日の食事・栄養に関する現状と課題、日本のガイドラインや成長段階に応じた離乳の進め方、ベビーフード製品の設計などを発表しました。
代表取締役社長 川原 浩
当社担当 石井 克明
ベトナムでは、母親や他の養育者の離乳食に関する正しい知識が不足しており、農村部での低栄養や都市部での肥満など、様々な栄養・発育に関する問題が発生しています。
ベトナムの妊婦・乳幼児の健全な成長を願い、これからも、ベトナムの保健医療従事者、養育者に対する適切な食事・栄養知識の普及をサポートしてまいります。
ベトナム主催者及び当社参加者