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サステナビリティ活動

ベトナムの赤ちゃんの離乳食の改善を目指して

2025.01.27

ベトナムの赤ちゃんの離乳食の改善を目指して

アサヒグループ食品はベトナムにおいて、離乳食の改善を目指した取り組みを行っています。

ベトナムでは離乳食に関する知識が広まっておらず、農村部では低栄養、都市部では肥満など、乳幼児の発育に関するさまざまな課題が生じています。しかしベトナムでは乳幼児の栄養に関する専門家向けのガイドラインはあるものの、赤ちゃんを育てている一般の人々が実践できるような公式的なガイドがありません。

これに対しベトナム保健省は、日本の「授乳・離乳の支援ガイド」を参考にした「ベトナム版離乳実践ガイド」の作成に取り組んでおり、アサヒグループ食品はこれを支援しています。2025年中の完成を目指しており、完成後は各地域のヘルスセンター等で赤ちゃんを育てている人たちに向けて離乳食の支援を行い、ベトナム国内での普及を図る予定です。

「ベトナム版離乳実践ガイド」作成の支援に関する契約締結の署名式

また、ベトナムで一般に流通しているベビーフードは、粉末を水やお湯で溶いて食べるタイプが主流です。日本のように対象となる月齢を区切るなど、赤ちゃんの成長に応じたラインアップを揃えた商品はまだ少ないのが現状です。

アサヒグループ食品では2024年4月から「和光堂」ブランドのベビーフードのテスト販売を行っており、同年10月から正式に輸出販売を開始しました。テスト販売時に行った乳幼児と保護者600名を対象にしたホームユーステストでは、97%以上の赤ちゃんがベビーフードを完食し、満足度も高く、味や食材の豊富さ、具材の固さ・大きさ、利便性の項目で高い評価を得ました。この結果をもとに、今後販路の拡大を目指していきます。

ベトナムでの取り組みにおいては、これ以外にもベトナム最大の民間ワクチンセンターであるベトナムワクチンセンター(VNVC)および、その系列の栄養相談センター(Nutrihome)と、適切な離乳食の啓発とベビーフードの販売において合意締結するなど、様々なステークホルダーとの協働を行っています。今後も一人でも多くのベトナムの赤ちゃんの成長に貢献できるよう、取り組みを進めていきます。

Nutrihomeでの啓発活動

Nutrihomeのスタッフに向けた離乳食の試食会

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