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「人」においては、ガバナンスやコンプライアンスの強化とともに、多様な働き方の推進、多様性を認め合う風土の醸成など社員が働きやすい環境を整えています。社会的責任を果たし、皆さまとともにこれからも歩んでいきます。
アサヒグループでは、健康経営方針として「社員およびその家族の心身の健康を第一と考え、積極的に健康増進の取り組みを行うことで、社員とともに活き活きとして安心安全な職場風土を実現する」ことを掲げており、安全な職場環境の確保や制度設計に努めるとともに、社員自らが積極的に取り組める健康施策を提供してます。
さらに当社では、健康方針「アサヒグループ食品は、”アサヒグループ食品らしい”積極的な健康推進への取り組みにより、「心とからだの健やかさ」を体現する健康企業を目指します。」に基づき、”心”と”からだ”2つの軸で健康施策を展開していきます。
多様な人材の活躍を推進することは、誰一人取り残さない社会の実現に欠かせません。また、社員一人ひとりが尊重され、個性が認められる企業風土は、企業をより強くし、より革新的な組織、商品・サービスを実現します。
アサヒグループは、2021年に「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)ステートメント」を策定。従業員一人ひとりが、自分らしく自由に活躍するための取り組みを進めています。
自分の働く場所や時間を選択できるテレワーク制度やスーパーフレックス制度などを2020年4月までに導入しました。また、連続での休暇取得を推奨するリフレッシュ休暇制度、子どもが満3歳になるまで取得可能な育児休業など、一人ひとりのライフスタイルに合わせた、メリハリのある働き方を支援しています。
2022年からは男性の育児参加を支援する仕組みをさらに充実させ、産後パパ育休の取得率100%を実現するためサポートしています。
一部資格等級への昇格や管理職への登用時にはWEBテストを受験する必要があり、対象者は産休・育休中においても受験することが可能です。
社員の自律的な成長のため研修の他、アンコンシャスバイアス研修などを実施することで、多様性を認め合い、一人ひとりの個性を活かせる風土作りにも取り組んでいます。
2015年11月より、「アサヒグループ食品カフェ」を開催しています。これは、多様なルーツをもつ社員が部署を超えて集まり、互いを知る機会を創出することを目的にスタートしました。互いを理解し、さまざまな意見を尊重し合うことは、個人の成長とともに、企業風土の醸成にもつながっています。
コロナ禍以降の働き方の変革により、コミュニケーションや部署を跨いだ繋がりに課題を感じている部署や社員が増えています。そこで2022年9月より部門・部署を跨いだコミュニケーション機会を創出する施策「-LinkU(リンク)-」が始まりました。社員同士が「知る」「繋がる」「学ぶ」ことで視野を広げ、相互に学び合い、高めあう文化を醸成していきます。
従業員のエンゲージメントの状態を定量的に把握するための調査を毎年1回行っています。調査を実施することで課題を見出し、対策を講じていくことでエンゲージメント向上を目指します。
社員個人やチームにおける挑戦を全社員に向けて発表し、表彰する活動発表会「AG食品アワード」を毎年10月に開催しています。
2023年は393演題のエントリーの中から24演題が選出され、発表会が実施されました。視聴者は採点するだけでなく、応援や称賛のコメントを送ることもでき、一人ひとりの挑戦を全社一丸となって後押ししています。
2022年新たに策定した長期ビジョンの全社浸透を目的に、社長が各事業所へ訪問し、長期ビジョンについて話し合う場が設けられました。一人ひとりが長期ビジョンを自分事化するとともに、ともに働く社員一人ひとりの意見を尊重し合うことで、長期ビジョンの実現を目指します。
また自由なテーマで社長と話し合う場も設けられ、社員と経営の距離を近づけ、風通しの良い企業風土の醸成につなげています。
アサヒグループ人権方針は、「Asahi Group Philosophy」、「アサヒグループ行動規範」及び「アサヒグループサステナビリティ基本方針」に基づいた人権に関する最上位の方針として、アサヒグループ全ての事業活動における基盤となるものです。私たちの事業活動において人権に対するコミットメントを実現できるようにするために、サプライヤーを含む全てのビジネスパートナーの皆様にも、本方針を理解し、支持していただくことを期待しています。
アサヒグループの企業理念“Asahi Group Philosophy”の実現および、コンプライアンス経営推進のため、「アサヒグループ行動規範」を定めています。この行動規範をもとにコンプライアンスに関する社内体制や運用を明確化し、法令はもとより、広義でのコンプライアンスに則した、公正で透明性の高い事業活動を推進しています。具体的な取り組みは下記のとおりです。
研修の実施 | 年1回、全社員を対象に、「アサヒグループ行動規範」の内容と連動した「コンプライアンス研修」を実施。 |
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情報の発信 | 全社員に向け、「アサヒグループ行動規範」に関連する「コンプライアンス情報」を定期発信。 |
推進担当者の設定 | 全役員および全管理職は職場のコンプライアンス推進担当者となり、日々の業務における企業倫理・コンプライアンスを実践。 |
アンケートの実施 | 年1回、匿名のコンプライアンスアンケートを実施し「アサヒグループ行動規範」の浸透状況を確認。コンプライアンスに関わる問題の発見などに役立て、次年度の研修に反映。 |
またアサヒグループでは、「クリーン・ライン制度」を設けています。職場において「アサヒグループ行動規範」に違反する行為またはそのおそれのある行為がある場合、職制(上司・管理者)を通じた相談以外に、全社員が相談できる窓口を設置しています。その際、相談内容は秘密として扱い、相談を行ったことを理由として不利益な取扱いを受けることは一切ありません。
企業価値を高める重要な企業活動について、内部監査を実施しています。特に、自主監査の実施の定着とレベル向上をサポートしながら、第1線(各部門、職制)・第2線(本社管理主管部)のリスクマネジメントの管理レベルと統制レベルも向上させるという方針のもと、監査に取り組んでいます。
アサヒグループでは 「アサヒグループ持続可能な調達基本方針」 に基づき、 サプライヤーの皆様と共同で地球環境や地域社会に配慮した調達活動に取り組んでいます。
サプライヤーの皆様の ESG(環境・社会・ガバナンスなどのCSR) に関する取り組みを把握し、 リスクを評価して課題を解決することを目的に 「サプライヤーCSR質問表」 を実施しています(2015年、2016年、2018年、2020年実施)。サプライヤーの皆様とともに取り組むことが社会における課題の根本的な解決につながると考えています。